5月の皆既日食に続いて、6月日は金星の日面通過をわずかにだが観ることができた。
今回、金星の日面通過を観測に備え、前回の教訓を元に定評のある望遠ズームのシグマの50-500OSと
7Dを借りた。
フィルターはアストロフィルターを4千円で楽天で購入。
いつもはKISSFだが、今日の自分の装備は一味違う。いつでもOK。そんな感じだった。
が、当日は朝から雨が降る最悪の天気。ただ、風が強く早い時間に雲が去ってくれるかもという
淡い期待を胸に待ち続けた。
すると、お昼ごろから飴が時々やみうっすらと太陽が。

ただ、強力な雲フィルタ-がかかっていてアストロフィルターの出番はなさそうだと早くも思った。
まだ小雨がぱらついていたが、あわてて開けた場所に移動を開始した。
移動の途中、道路の水溜りで雀たちが水浴びを楽しんでいた。さっきまで大雨が降っていたのだが、
それとこれとは別らしい。
都会ではスズメを見かけなくなったらしいが、まだ自然が豊かな四街道ではまだまだポピュラーな鳥だ。

開けた場所に出たら、早速撮影開始。相変わらずAFは効かず風が強く雲に何度も太陽が隠れ
ピント合わせすら困難だったが何とかライブビューMFで撮影することができた。

上の写真をトリミングしてみた。右下にほくろのようなものがあるのがわかる。ぱっとみると
黒点と見分けがつかないかもしれないがよく観るとわかると思う。

金星の日面通過が終わると、太陽は黒点意外何も見えなくなった。
皆既日食ほど大きくは無かったので肉眼では確認は難しかったが、観測することができて
世の中にはまだまだ不思議なことがあるのだということを改めて知った。
さらに時間がたつと、空に青空が見え始めてきた。

今回は朝から雨が降っていて諦めかけていたが、最後にわずかに観測することができて本当にうれしかった。
また、シグマの50-500OSレンズは望遠端でもシャープな描写をしていて、手ぶれ補正も協力で文句なしのレンズだと思った。
このレンズと7Dがあればどんなものでも撮ることができると思った。
ただ、重かった。合計三キロ近くの重量のカメラをずっと構えて持っていたおかげで
体が筋肉痛になり、手にはまめができた。
また、使い慣れないカメラとレンズのため、設定など色々試行錯誤するなどして撮影開始までかなりの時間を
い、シャッターチャンスを逃してしまった。
大事な場面では使い慣れないカメラとレンズは避けるべきだと思った。
そして、やはり自分は小さなKISSFがいい。改めてそう思った。
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